濱崎步將上演的3D演唱會

～衰仔豪～

あゆが飛び出す！全国ツアーを３Ｄ映画化、今夏公開

歌手の浜崎あゆみ（３１）が昨年に行った全国ツアーが、３Ｄ映画として劇場公開されることが１４日、分かった。代々木第一体育館など３か所６公演を、延べ２２台の最新３Ｄカメラで撮影。昨年１０月末から８か月の編集期間を経て完成。８月２７日に先行上映、２８日から全国６５館で上映される。一部にＣＧも加えられており、浜崎も「映画館ならではの迫力、３Ｄだからこそ実現できた臨場感あふれる作品に仕上がった」と自信をみせた。

　米映画「アバター」の大ヒットをきっかけに３Ｄ全盛を迎えている映画界に続き、音楽界にも３Ｄが波及。８月に３３都府県６５館という異例の規模で、浜崎が３Ｄのライブ映像を劇場公開する。

　上映されるのは、自身最長で３０万人を動員した昨年の全国ツアー（１２都市３５公演）の最終公演地、代々木第一体育館など３会場６公演の映像。複数の会場で撮影したものを組み合わせ、単なるライブ映像ではなく、一部でＣＧも加え、新たな映像作品として製作された。

　撮影がスタートしたのは昨年７月。日本人アーティストの３Ｄ撮影はこの時が初めて。当時、日本に３Ｄカメラは８台しかなかったが、浜崎のライブを３Ｄで撮影するため、製作側が総額２億円をかけて新たに５台の３Ｄカメラを開発。６公演で延べ２２台のカメラを駆使して撮影された。昨春に公開されて話題となった世界的ロックバンド「Ｕ２」のライブ映画と同規模という。

　浜崎のほか、すでに４人組「湘南乃風」のライブが同時期に３Ｄ公開されることも決定している。５月に「いきものがかり」の新曲「ありがとう」のミュージックビデオが３Ｄで制作され、劇場の特報枠で上映。今月４日には、倖田來未（２７）の横浜スタジアム公演が３Ｄで生中継されるなど、新たな展開が続々と発表されている。

　浜崎自身、昨年のライブから８か月がたち、公開決定に心躍らせ「３Ｄ上映が実現することになって本当にうれしい。これをきっかけに、私のライブを見たことがない方にも、ぜひ興味を持っていただけるとうれしい」と期待を込めた。１５日からオリジナルグッズ付きのチケット（前売り２０００円、当日２５００円）が発売される。